PORCHE964プロジェクト


なぜだか930型以降にはない知的な雰囲気が好きです。


知り合いのレストア屋さんの社長から、20年くらい前に5万円で譲り受けた右ハンドルの911L。

その昔、BOWさんが雑誌の表紙に飾るべくスケッチのモデルにした車輛です。

息子達に『大きくなったら一緒にレストアして乗ろうな♪』と約束したまま放置していました。

もうダメだろうな・・・そう思いながら久しぶりに駐車場の一番奥を探検。

生い茂る雑草に囲まれ朽ちていました・・・



息子達との約束を果たせないな・・・

そんな思いでいると、964の出物を発見し突如として閃いてしまいました!

ナローはジャジャ馬だし、とても快適とは言えないし。

快適なナロールックの964を造ろう!

911の部品を移植すれば幼い頃の約束を果たせる・・・そんな気がして始めました。



どこまで964が911の雰囲気に近づけるでしょうか・・・ トライアルの始まりです♪

964というポルシェ史上過渡期のデザインに思い入れがあるオーナーも居ないでしょう? たぶん・・・

ナローのジャジャ馬から、快適になったモデルでレトロチックなポルシェ♪

最新が最善・・・というポルシェ・マニアではなく、ライフ・スタイルがオシャレな人向きです。



雰囲気を醸し出すのに重要な、ホイール、バンパー、ウィンカー、光りモノ類を移植しなければなりません。

なかでもアロイホイールが雰囲気を出せるか否かのポイントなので装着してみました。

トレッドもキャリパーも違うだろうに問題なく装着出来ちゃいましたね。

特に心配していたリアはスペーサーも不要で驚きました!

ただ、この当時の扁平率タイヤなんて入手できるワケがありません。

ナローはピレリの【185/70 R15】で、ネットで検索すると【205/55 R15】を履かせている方々もいました。

大丈夫なの?と計算してみると、外形で40mmも小さくなりますしタイヤハウスとのクリアランスも大きくなります。

なので、計算の結果ミシュランの【195/65 R15】なら外形差は5mmとなり決定です。

ということで、先ずはアロイホイールのレストアになります。



ホイールが全体のムードに与える大きさを改めて実感します。

レストアが終わりましたが・・・

フロントは5mmイン側に切削加工し、リアは10mmアウト側にスペーサーを入れて変更することにしました。

ライトベゼルを外して剥離し装飾クロム加工をします。

しかし、さすがポルシェです。 丁寧にやろうとすると剥離だけで1週間かかってます。



併せて、亜鉛ダイカスト製のドアノブも剥離してクロムメッキします。



バフしてから銅下でポッテリとした仕様になりピッカピカです!



ナローのボンネットを型どりして964のボンネットをエクステンションしています。

仮の色入れで面のウネリを確認する作業にはいります。

他のプロジェクトと同時進行で途中経過の撮影をしそびれました・・・

結局、上の写真にあるバンパーはコンデンサー等補器類が隠せず、RS用のバンパーを調達してセンター割りして幅を詰めました。

なので・・・下の完成車が装着しているバンパーが、964用ナローボディのマスターになります。

バンパー・モールはナローボディ純正品が装着可能です。


けっこう雰囲気は近いものがありますね! フツーのクルマ好きならわからないレベルです。

フロント・ウィンカー、ホーン・ベゼルはナロー後期型のロングホイールベース用にしました。


リアウィングが可変式に気付かなければ、フェンダーを出したナローくらいにしか思わないでしょうね。

リア・ウィンカーもチリが合うので後期型のリプロ品を装着しました。

ウィンド・フレームやモールをメッキ化しなかったので、カツオブシ(※1)は、そこだけクドくなるので製作しませんでした。

バンパー・モールはナローボディー純正品が装着可能です。

マフラー・カッターはストックだと飛び出し過ぎなので6cmほど真ん中で切断・溶接しショート加工してあります。


手頃な価格になった旧いクルマ、豊富な部品と情報量、進んだ加工技術

三拍子そろった今の環境は手軽にクルマをイジって遊べる時代に感じます。



エアコンの裏ワザ
ポルシェ・オーナーの方でエアコンが効かないと試行錯誤されていることを聞きます。
もちろん、クラウンなどと比較するのはお門違いなのですが、それでも夏場は少しでも効かせることが
出来たらと思うのは日本で乗る以上当然の感覚です。
コンデンサーの冷却効率を上げる、エバポレーターの目詰まりを除去する、コンプレッサーをオーバー
ホールする、レシーバータンクを交換する、エキスパンションバルブを交換する、などの主だったアエコ
ンのレストアも必要に応じてすべきですが・・・
R12対策部品でR134仕様になっていたら、R12仕様に戻しクーラーガスを全交換してみて下さい。
体感温度に個人差はありますが、直接に風が当る肌の部分は弱めようかと思うほど効きました。
                          (あくまでも個人の判断の参考として頂くべく記しました。)




※1 縦に付くクロムメッキ仕様のバンパーの一部を昔は【カツオブシ】と呼びました。

モディファイの極意とは、機関は徹底的に、内外装はヤリタイ気持ちを抑えて留める分別、そして潔さが必要。と思います・・・   by

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ITのプログラムでも家電でも車輛でも、修復で歴史を体験すると応用力がつきます。 【ノースショア】というSurfin映画もこのことを伝えています。
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