GSX750S KATANA(1982年式) プロジェクト.


ジャーマンデザイナーのハンス・ムート氏の作品


なぁ〜んとなく好きだったんですよね、デザインの割には硬派なライダーが多く感じられ見ていて好感が持てました。

MA−1のジャケットにフルフェイスではなく、ジェットヘルにブラックシールドというスタイルがカタナ乗りのイメージでしたね。

私は、38度線(板門店)の観光で軍が経営している(たぶんそうです)土産物屋でMA−1モドキを買ってきたので着ていますが、皮ジャンに米軍放出の

パラシュート降下部隊のロングベストにカーゴパンツと特攻ブーツという組合せで乗ったりもしています。 族のジャリンコは避けていきます(笑)

下駄だからストックで乗っていようと何もせずにいましたが、やはり吸気音が聞きたい! と一念発起(笑) モディファイ癖が出てしまいました・・・

最終的に、どんなバイクになるか・・・それぞれの要素(部品ごとの雰囲気)を選択していく過程で今回は思いつきで進めてみることにしました。

 サドルバッグ

立花製のUS ARMYバッグ

何故か惹かれてしまう『モノ』であります(笑) フォアにも着けてましたし、カタナでは2個目になります。

ヤレてくるとイイ感じなんですよ♪

自分では定番だとばかり思っていましたが、今はもう絶版になってしまいました。 大事に使わなきゃ! 

それともリメイクしてしまおうか!? グリップはステンレス製か樹脂製にして錆びないように。

オヤジにはオヤジの美意識ってーもんがあります(笑)

※ 朗報! 立花さん、再販してくれました!!! 2010,08,11


 マフラー製作

吸気音となったら排気音も良くしたい・・・ビジュアル的にもカッコよくしたい! 

ムクムクと欲が湧いてきてしまいました・・・

で・・・ CB1000で経験済みの【KERKERマフラー移植】と決めました!
『俺は走り屋だ!』という自己主張はしたくありません。 あくまでも造形美の追及と好ましい音質への挑戦。

気持ちよく流して風を感じたいですね♪

純正は2−1x2の構成ですし、基本的に後ろ姿のアシンメトリーは好みません。

で、同様に左右2本出しとします。
ということで探してきたのがYAMAHA V−MAX用KERKERマフラーのセコハンです。

ブラケットの撤去、研磨、カタナ用ブラケットの新設という作業になります。

カッコ良さそう♪
で、一番重要な音質を決める集合パイプ。

音の好みは人それぞれなので、私の場合は乾いた高音を追及したいと思います。

それには音源に近い排気管を等長にすることしかありません。

もちろん材質はステンレスです。

2−1x2にするか、4−1−2にするか・・・ フレームとのクリアランスも考慮して決めていきます。
ブラケットを切り取って位置決めの為の仮合わせをしています。

この位置より少し前にしてマッシブな感じに決めました。

エキパイとマフラーはセンタースタンドが使えるように脱着式にして設計します。

それにしても良い雰囲気♪

目線が下がるので視覚的な安定感が出てきました。 流行りとは真逆ですが・・・
左右2本出しのKERKERマフラーの完成!

セコハンの流用だから当時は出来なかった贅沢なことが実現できました。

4−1ではないので低目の音になりましたが乾いた良い音です♪

加速が劇的に変化しました!!!

 ヘッドライト交換

シャープなデザインの刀。もう少しムードをなんとかしたい!

顔と足元・・・オシャレでは外してはならないポイントですよね。

(因みに、クラブのママさん達は客の目利きで観るところは腕時計と靴と言います。 関係ないですけど・・・)

なのでクリアな感じのマルチリフレクターに換装し顔つきをシャープにしてみました。 なかなか良いムードです♪ 

ライトオンで前方車輛に早い車輛が近づいていることをミラーで認識させ易くもなるはずです!
マフラーとライト。 トータルバランスの感じが良くなってきました。

足回り、エンジン、CRキャブ、フレーム塗装・・・まだまだ先は長いです

あ、バイク用HIDランプにも換えなくては!

 F・インナーチューブ交換

純正

インナーチューブだけ・・・ピッカピカです。 ハンドルもライトステーもボロボロです・・・

ここに、MAGURAのハンドルを入れるということは?

この後、どんな方向になっていくんでしょうか?

わかる人にはわかります(笑)

それにしてもオンボロなバイクですねぇ・・・

 F・・ブレーキャリパー交換

ブレンボ、限定モデル。通常のタイプとの違いはロゴの大きさです。

とりあえず仮組みの様子ですが、再アルマイトして渋いカラー(色)に変更します。

ここだけ『どうじゃい!?』的な雰囲気はトータルバランスが悪いっつーか・・・一点豪華主義は貧乏くさい。
できました! 渋い色♪

キチンと着色できるアルマイト屋さんは少なくなりました・・・

どこに違いが出るか?

経年変化による色褪せです。 ハッキリ判るのはブラックアルマイト。

時が経つと紫外線などで【黒】が【ナスビ色】に変色してしまいます。

オイルを入れる前でないと、ちとメンドウなので最初にイメージを造ってからモディファイすると良いですよ。
製品単独で自己主張し過ぎない、さり気無さが大人のモディファイ。

全体のバランスを考えてコーディネートすると幼稚だったり下品になることはありません。

ファッションとおんなじです。

決して、出した札束の厚みを競ってはいけません! ブランドに頼ってもいけません!

パリジャンが素敵に見えるのは、着こなしのセンスを学んでいるから。 オバサンになっても素敵なワケ。

同じ感覚を30年前に感じたアパレル人が『ユニクロ』なるブランドを立ち上げたんだと思っています。

 アンチノーズダイブ・キャンセラー交換、Oリング製作

ボロボロなので交換しました。

たぶん、色を入れることになると思います・・・
本来あるはずのOリングが無かったので採寸して製作しました。

オンボロの中古とはいえ、バイクですからねぇ・・・ こんな状態で乗ってたかと思うとゾッとしてきます。

 F・ブレーキ・マスターシリンダー、クラッチレバー交換

ACCOSSATO

なかなか論理的に設計されていて、工学系バイク乗りは間違いなく選ぶと思われます(笑)
軽いのにシッカリ感のあるタッチのクラッチレバーとでも言いましょうか・・・

工作精度自体が高くないと、このタッチは生まれないはずです。

 R・ショック交換

MARUZOCCHI AG STRADA(335)

最新のOHLINSで組めば今時の性能が得られますが、今回は雰囲気重視でモディファイすることにしました。

『旧車』の雰囲気♪ 渋いっス!

1975年に手に入れたLookの『赤ネバダ』(スキーのビンディングです)と感じが似てます。

わかってくれる人いるかなぁ・・・
さて、取付♪ と思いきや、純正のロワーボルトは締付けトルクかけ過ぎてて回ってしまう状態でした・・・

仕方なくマフラーを外して抜け方向に圧力かけつつ回して外します。

ヨシ、取付♪ と思いきや、またまた問題発生! 

GSX1100S用となっていたので装着出来るだろうと思ってたらロワーブラケットの幅が狭く装着不可能・・・

ならば・・・と、フライスを使って7ミリのエンドミルで削ることにしました。

← 手で抑えてるワケじゃありません(汗) 

   ガッチガチにチャッキングするワケにいかないのでダブルチャックの上で微振動の感触をひろっている様子です。
で、無事に幅と奥行きを確保できました♪

追加工の依頼も多いので、2時間もあれば出来てしまいます。

仕上げは、黒半ツヤのペイントとしました。

あんまり見えるところではないので、再度粉体塗装までするのはコストをかけ過ぎです(笑)

カドワキ君、ごめんね!
フレームやフェンダーに全く手を入れていないこの状態では、なんとなくクリスタル・・・もとい、チグハグですね(笑)

 F・Rスプロケット、チェーン交換

サンスター

とくにアップするほどのことではありませんが、渋目のタイプでトータル・コーディネートしときます。

A7075に熱処理と硬質アルマイトなので耐久性はあると聞き、バネ下の軽量化への不安はないと判断しました。

が・・・

内容からすると、フロントとも比較して消耗の激しいリアが少しだけ割高な価格設定な気がしています・・・

でも、安心を買うと思えば重要機構部品の価格は技術的な裏付けがあれば妥当なのでしょう。

 CRキャブ

FCRはイージーだけど機械音がガチャガチャと煩いし、セッティングが決まれば燃費も性能も気持良いのがCR。

標準では31φが最小径なので29φを特注しています。

一般道では御用になるスピードで走り込まないとセッティングは出せません・・・

しかし、決まってしまえば何の不安もなくアイドリングが安定するエンジンになるハズです♪

今回は下駄のナナハンだからこそ、安心できるところまで追及していきます。助けを借りて(笑)

YouTubeの動画で御用になる時代ですから、ちょっとこの歳でガラウケされるのもねぇ・・・
やっぱりこうでなくちゃ! NAの内燃機関という雰囲気タップリです♪

あ、もちろんエアファンネルはステンレスのメッシュを付けたアルミのタイプにします。

下駄なので最小旋廻に必要な低速トルクを重視してロングサイズをチョイス!
純正の臓物がなくなりスカスカとしたカンジになっています。

オイル・キャッチタンクと小物入れでも造りましょうかね・・・

ただし、この後の超改造(笑)に影響を与えないサイズに設計しておきます。
ザ、機械っ! カッチョイイ♪

キャブセッティングは完璧に近いのでアイドリングは安定してるしトルクも十分です!

セッティングの命はジェットではなくニードルです! 100本近くストックするサイズから走り込んで導き出して

もらいました。根気と部品の在庫量が勝負の世界ですね。

乗ったカンジはすんごい気持良さ♪ 他人に迷惑かけない音量にもかかわらず自分には真下から吸気音が心地

良く聞こえてきます♪ 音疲れしないし、体感加速は倍近くになったかな・・・ もとがオンボロですから(笑)

これから自分の走りに合ったセッティングにツメていきます。

 F・ブレーキ・ローター交換

一目でわかるカタナのローターを渋いローターに。

ということで、見つからないから製作してしまおうかと思っていたら、廃盤デッドストック発見の朗報♪

マスターシリンダー、レバー、キャリパー、ローター、これらのベストバランスな組合せが、四輪ドイツ車のような

真綿で締め付けるような感覚に近いブレーキのタッチを生み出します。

それにしても、二輪はコストかかりますねぇ・・・ せいぜい二人しか乗れないのに四輪より高くなるのはナゼ?

 ハンドル、グリップ交換

TOMMASELLI(グリップ) と MAGURA(ハンドルバー)

解説: TOMMASELLIは、イタリアの伝統的なブランドでドカやアグスタへの供給で知られています。

解説: MAGURAは、ドイツの伝統的なブランドでイメージ的にはランボルギーニみたいに思います。
カフェの基本は、トップブリッジ下のセパハンです・・・私の場合。

あ、言ってしまった!

そうなんです。刀ベースでカフェを造ることにしました♪
サイドからの眺め。

トップブリッジ下にするとタンクのトップより下にフロントセクションがくるのでキマリますね♪

10代の頃はロードレーサーを造ってましたからポジションも違和感なく決まり、人馬一体感が圧倒的に違います。

姿勢がキツそうとか言われそうですが、私にとっては自然なんです。

競輪の選手に憧れてましたし、競技スキーも永年してましたので『頭から突っ込む』感覚がルーツなんでしょうね。

カスタムとかモディファイとか、それは自分のルーツに戻っていくような行為なのかも知れないと思いました・・・
ライトもメーターもウィンカーも変えていない途中過程の眺めですが、とっても懐かしい眺めの配置♪

純正のセパハンとは微妙な『差』かも知れませんが、ディティール・フェチには大きな『差』なんです(笑)

中途半端に妥協してイモクサクなるなら、我慢してヤラナイほうがマシ。

潔くカッコ良さを受け入れたいなら、ある程度の犠牲を引き換えにしなきゃならないですね。

本物が買えるまでお金を貯める辛抱とか・・・妥協の先にあるものは『後悔』と『カラの財布』だけです。    

                                                              2010/04/14

 タンク製作

『そうだ! ディスコボランテを作ろう!』

実はマフラー製作中にシートを外した姿を眺めていたら・・・

『このフレームならデキルかも! やってみるか♪』

で、必要な小部品をセコセコと探し始め、古(イニシエ)の部品が手もとに揃い始めました。

この姿が美しくて憧れていますが、実車など買えるワケがありません!

何より、ビモータのKb1で経験しましたがオイソレと露中などする気になれません。
今回はミニチュアからリバースしてみることにしました。

普通は実車からミニカーを製作するための計測を受けますが、逆は初の試みです。

キュリオ・ケースから【MINICHAMPS 1/12スケール】を引っ張りだしてきます。 
3D計測するには造影パウダーを噴かなければならないので、マスキングして細部に入り込むことを防ぎます。 

このミニチュアは極めて忠実なため高価過ぎて分解も出来ません。 というか、そんな勇気はありません。

また、ミニチュアをリサイズしても忠実なレプリカは出来ません。 ミニチュアは実車をデフォルメして造るので・・・

そんなわけで、アイデアをカタチにする工程の御紹介とお考えください。

だいいち、カタナでアグスタ・レプリカは痛いでしょ! 見てても・・・乗ってても・・・
ところで、本当にできるのか・・・ 検討した時の画像を載せておきます。

アグスタの画像からタンクとシートのみを処理して切り出します。
で、だいたいの位置を合わせてみました。

イケそうでしょ?

マーニー製よりは、エンジンのカタチから似た雰囲気にはなりそうです♪
実車のタンクから装着に必要な座面や寸法を計測しデータ化します。

不要な点群を排除してポリゴンからサーフェイス面を形成していきます。
ミニチュアからタンクとシートの形状を計測しデータ化します。

同様にサーフェイス面を作成し、実車の座面と合うようリサイズして合成していきます。

シートの製作は全く別の工程になりますのでデータの段階で分離して独自の作業に入ります。

サーフェス面作成前にとりあえずGSX750のタンク下面とアグスタのタンク上面をバーチャルで重ねた状況です。



それぞれの面作成が完了したので正式に位置合わせをしてデータを組み合わせてみます。

可能なのか不可能なのか、どこの面を形成すればカタナにアグスタのタンクが載せられるのかが見えてきます。


コレが当時 【デイスコボランテ】(空飛ぶ円盤)と呼ばれたタンクです。

アルミ色がアグスタでライムグリーンがカタナのデータ。

自由に輪切りにして埋めなければならないギャップを知ることができますから

3Dとは本当に便利です。

3Dを追いかけた25年、おかげで面白いことが実現できています♪

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カタナ用アグスタ・タンクの一次データが出来たので段ボールで骨組みを製作してみました。

どうやら、無理なく成立しそうです。

2011,08,31



ろいろと調べていたらビックリしました!



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 どうやらカタナの原型というか、デザインアイディアはムート氏が在席していたターゲット・デザイン社がMVアグスタの為に製作したプロトタイプらしい・・・

近未来的なデザインは風洞効果から似てくるのは仕方ないことでしょう。

1970年前後のモーターショウのスーパーカーはクサビ型が主流でしたよね。

有名なところでは、ストラトス・プロト、カウンタック・プロト、ブーメラン・プロトなどなど・・・

音楽と同じで心地よいことは人間の脳裏に深く刻まれた記憶を探して彷徨うのかも知れませんね。

しかし、これでカタナのカラーリングにレッドが存在しなかったのだと勝手に納得することができました。

なので、カタナでMVアグスタを製作することはデザインのDNAとして自然の成り行きなのかも知れません・・・

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 Fフェンダー製作

某メーカー様の超大型ナビの開発に追われ、3か月ぶりに着手しました・・・

アーチが合うアルミ製の汎用フェンダーを調達し、カタナのフェンダーをガバリにして採寸します。

アルミ製なので腐食が心配されるところですが、研磨の白棒を灯油で溶いてウェスで磨けば腐食も防げるし光沢

も割と永く保てます。(裏ワザ的メンテナンス)
そんなワケでステーもアルマイト処理されていない生地にします。

寸法を拾い、製図化します。
3Dにてイメージ・チェックです。

この程度の形状でワザワザ3Dを使うこともないのですが・・・

載せてみました。
またまた、一ヶ月半ぶりに製作を再開しました。

溶接冶具を製作し仮組みにて寸法チェックをします。

なかなかイイ感じですが、フォークに装着すると超ギリギリかもしれません・・・
酷暑も終わり、イジクル気になってきました(笑)

仮組で、現代のタイヤではショルダー?がステーに触れてしまうことが判明。

仕方なくAVONのタイヤに履き替えることに・・・

いよいよ、度胸で乗るバイクになってきました。

イタ車風ジョン・ブル魂??? なんのこっちゃ!
ヘッドライトを、あと2cmくらい下げないとバランス悪いカンジ・・・

沈んだとしてもね。

スポークホイールのほうが雰囲気ですよね・・・

でも、カタナがベースと敢えてアイデンティティーを残すべきかと。

                                                        2010,08,05

 フレーム・レストア、モディファイ

フレームから不要になったブラケットや見栄えの悪いブラケットを取り除き、塗装した後も綺麗なパイプ形状を出す

為に、地肌を整えておきます。

クラシックなU字形状のフレームにすべくカタナのテールエンドを補強部材の最後端でカットし、製作したU字部材

を取りつけます。 フレームエンドはリアタイヤの端の真上あたりがアグスタ流でした。
写真は溶接前の仮組の様子です。

単なる突き合わせ溶接ではフレーム強度に問題が出ますので芯金を削り出して入れ子にしてあります。

タンデム用のステップも取り除いてしまいました。

                                                         2011,09,09
どうもシックリこないので、フレームを計測し検証して修正をかけていきます。
ダンボール試作による最終チェックの段階に辿りつきました。

 Rフェンダー製作

 テールランプ交換

 エンジン・レストア

 シート製作

 スピード、タコメーター交換



 モディファイの極意とは、機関は徹底的に、内外装はヤリタイ気持ちを抑えて留める分別、そして潔さが必要。と思います・・・   by K 

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 ITのプログラムでも家電でも車輛でも、修復で歴史を体験すると応用力がつきます。 【ノースショア】というSurfin映画もこのことを伝えています。
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